類似会社比準法とは、評価対象会社に類似した上場企業の株価などの財務数値を基礎として、評価対象会社の株主価値を算定する方法です。
Step1:類似上場企業の選定
四季報、アナリストレポート、インターネットなどの様々な情報ソースを利用して、事業ポートフォリオを重視しつつ類似の上場企業をリストアップします。
Step2: 比準数値(倍率)の決定
以下、よく利用される倍率をその特徴です。
Step3:株主価値の算定
上記で選択した倍率を基に、評価対象企業の株主価値を算出します。この時、評価対象会社が非上場企業であるための非流動性ディスカウント(通常△20%~30%)、経営権の移転を伴う場合のコントロールプレミアム(通常+20%程度)を考慮する場合があります。