いまそこにあるMBO

いまそこにあるMBO
(たまには長文投稿)

MBOとはマネジメントバイアウトの略。
株主から会社の所有権を経営陣が買い取ることです。
??何となくイメージが沸かないかもしれませんね。
通常ニュースで出てくるMBOとは、上場企業の上場されている
株式を経営陣がファンド・銀行団の力を借りて、市場で買い付けで上場廃止にする的なことですね。
もっと??かもしれませんね。
もっと簡単に、身近な事例で説明すると、
自分が株式100%(親族で100%或いは100%近く)もっていて自分が代表取締役でもある会社を従業員(役員)に譲ることです。

私の生業は御存知の通り、中小企業(特に小規模)のM&Aアドバイザーです。
私のようなM&Aアドバイザーは通常、会社・事業・部門を(親族内に承継者が以内場合)第三者に承継するお手伝いしています。

しかし、実は、よくよく売却希望の会社・事業を知れば知るほど、外部の第三者でなく、役員などの経営幹部に譲渡するのがベストであるという事例が多々あります。

しかし、しかしです。
残念ながら、今までサラリーマンだった経営幹部には資力がありません。
社長の株式を買い取るお金がないのです。

経営幹部に譲渡するのがその会社・事業にとってもっともフィットする、しかし、買い取る資力がないのです。
だったら、その資力を提供(出資・融資)してあげる事業があるかと言えば、冒頭に記述した大企業の場合(ファンド、銀行団)以外はないのが現状です。

実にもったいない機会損出だと思います。
もっと身近なMBOファイナンスを支援する事業を是非立ち上げて欲しい。
特に地域金融機関には。
私に資力があれば、是非やってみたい事業である。

中小企業のM&Aアドバイザーとして活動して7年。
この中小企業の身近なMBOファイナンスがどの金融機関でも
相談できるようになることは非常に意義があると思う。

何せ、後継者がいないというだけで、年間7万社が清算している。
親族内承継も年々減っている。
MBOで中小企業のゴーイングコンサーンを支援することが当たり前になる世の中になることを期待して止まない。

最後になりますが、事業は、その事業に熱意ある人が承継するのが事業自身にとっても、従業員はじめステークホルダーにとっても、もっともハッピー。(さして情熱のない親族、株だけもっていてる社長ではアンハッピー)

そこにあるMBO支援。誰か一緒に始めませんか?w

BIZIGN

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