昨日は、とあるインキュベーションオフィスに入っているベンチャー企業様が買収のニーズがあるということで、お打ち合わせに行って参りました。
この会社様、従業員は4人ほど。
実際にこういう規模の会社、特にIT系の会社は、無数にあります。それぞれが得意分野や違ったリソースを持ち、互いに連携をしたり、情報交換をしたり、同じインキュベーションに入ったりと。。。
しかし、多くの会社が今日を生きるのに精一杯。なかなか次のステージに進めないで悩んでおられます。
それは、戦略の事、仕事の受注のこと、人材確保、資金調達のことなどなど。
次のステージに進むのは並大抵のことではありません。
中小企業のM&Aをやっている私の目からは、それぞれリソースの違うこういう企業は交流しているだけではなく、合従連衡すればいいのにと思うのです。
例えば、あるインキュベーションに入っているIT系の企業が皆でホールディングカンパニーを設立して、その傘下に独立性を確保しながら入るのです。
その瞬間に、従業員数十人、売上数億を誇るIT系企業の誕生です。
それぞれが、何年後に実現できるか分からない規模が一夜でできるのです。
勿論、参画する企業の共通のゴールとガバナンスのルールは必要です。
しかし、手続き的には至って簡単。
そうすべきということではなく、そういう視点も必要なのでは?ということです。
また、何もインキュベーション全体でなくても、2社が1社になるでも十分です。
合従することでメリットがあるのであれば、one of themで何年も過ごすのでれば、一考に値すると思います。