先日、東日本大震災の被災事業者の二重ローン問題を扱っているとある機関の方とミーティングする機会を得た。
勿論、あの震災は、不幸であり、被災中小企業事業者には今なお大きな負担になっている。
しかし、支援をしても全ての事業者が再生できないのは、被災事業者であるとなかろうと一緒だ。
この機関でも、近い将来、再生不可能と判断し、整理フェーズに移行せざるを得ないケースもあるとのこと(というか正確には今すでにそのフェーズにある事業者もいる)。
再生可能性がない状況(辛い状況)で延命するより、早めの整理も立派な戦略だと思う。
3年、5年頑張って結局整理するなら早い方が良い。人生終盤での大切な時間のロス(機会ロス)は大き過ぎる。
再生支援から、整理支援(整理を薦める)或はM&Aを含む承継支援へとトレンドが動き出していると思う。
本日は、上場会社2社をご訪問。業種は違えど、弊社へのご要望は同じ。
当然上記2社様、弊社以外にも大手、準大手のM&Aアドバイザー会社とお付き合いはあるのですが、紹介される案件の規模は大き過ぎるというこで、弊社にお声掛けいただきました。
M&Aは希望の案件を待っているだけでは、ほぼ取得することは不可能です。”待ち”ではない、取得方法などご説明させていただきました。
本日は、買い手側のM&Aアドバイザーと熊本にて打ち合わせ。
該当案件の私の立場は、売り手側のアドバイザー。
今後、該当M&A案件をどのようなスケジュールの共有
互いのクライアント様の状況の共有、準備書類の共有など
電話やメールでも出来ると言えば出来る工程ですが、
お互い初めてのM&A協働作業であり、M&Aアドバイザー同士の意思疎通も
案件の成否に大きく関わるため、敢えてface to faceで打ち合わせ。
実りある打ち合わせでした。
この通信環境が進んだ時代にあって、 本日、福岡から宮崎までお客様(M&Aの売り手様)に会って、ランチをするために往復600キロを激走。しかも、お客様から来てくれと言われた訳ではない。 電話やLINEで済ませることも出来ただろう。 しかし、face to faceの効果は絶大。とくに、会話会話の間のノンバーバルな時間は非常に大切だ。 わずか1時間のランチミーティングだったが、色々と確信が持てた。電話やLINEでは出来なかっただろう。
本日は、上場企業にお声掛けいただき、ご挨拶も兼ねてM&A買収希望のインタビューに行って参りました。現状の事業の状態と現在のリソースを使いシナジーできるM&A、新規事業の獲得をする戦略的なお話をいただきました。流石、よく整理されています。今後案件サーチを始めさせて頂くことになりました。
弊社福岡と東京、関西を小規模な事務所でフットワークも軽いため、上場企業から地方の中小企業の売却案件のサーチをお願いいただくことが非常に増えております。
地方案件に、数千万円のコストの掛かる組織アドバイザリーより、我々のような地域密着の小回りのきくアドバイザーへの依頼の方がしやすいのでしょうね。勿論大歓迎です!
先日、アドバイザーとして関わったM&A(株式譲渡)が無事決済となりました。
今まで、いくつもM&Aのお手伝いをしていますが、この案件は、結果的にベストマッチだと感じております。買い手様は、成長戦略上必要ですが、自社では再現できないものを取得し、売り手様も事業ドメインを拡大することが可能になります。
今後の両社のビジネス展開が楽しみです。
おめでとうございます!そしてありがとうございます。
ご成功を心よりお祈り申し上げます。
企業の規模を問わず戦略としてのM&Aが一般化しつつあるのは、まだまだとはいえ、確実に進んでいます。弊社にも、上場企業を含め、ある程度の企業規模の会社が戦略としてM&Aに着手をするということで御相談に来られます。
しかし、M&A担当として、M&A専任のプロフェッショナルを雇用する企業様は、限られた企業様以外は、殆どありません。
我々のような小規模・中規模のM&Aアドバイザーの数もまだまだ足りていませんが、M&A戦略に舵を切った会社のM&A担当者も同様に知識・数ともまだまだ足りません。組織内のM&A担当者育成も行いますので、是非御相談ください!
最近増えて来た、お問合せが、現在は、サラリーマンとして勤めてる個人のお客様からの買収希望のお問合せ。独立或いは副業を新規事業でやるよりは、収益、リスク、問題点、良い点など全て最初に把握できるM&Aによる取得で、スタートを切ろうという、お考えです。
一時期、飲食関係などは、居抜き譲渡物件を取得して独立するというものが流行りましたが、M&Aの方が断然向いています。取得したその日からもう売上があがりますし、人(スタッフ)もいる訳です。即売上を確保しつつ、徐々に予め分かっている問題点の改善を計っていける訳です。
先日、事業承継・再生のとある団体で小規模・中小企業のM&Aについてご講演させていただきました(http://www.crc.gr.jp/seminar/other/ma_5.html)。参加者の殆どが地域金融機関、コンサルタントの先生方。もっとも大きな反応をいただいたのが、地域金融機関の方。その理由は、弊社が小規模のM&Aをかなりの件数を成約させていること。地域の金融機関は取引先にM&Aのニーズがあっても、規模が小さい故に全く相談する先がないのが現状なのです。
私もそれは重々それは承知していたのですが、今まで銀行様への営業は一切したことがありません。むしろ避けていました。私自分も銀行出身ですから、銀行様の行動・思考が分かるからです。
事業会社でも、私のような仕事でもそうなのですが、銀行へは営業に行くものではなく、来てもらうようにしなければダメなんです。M&A業界も同様に大手様に頼っているようではダメなんです。相手から声を掛けてくるように考えるのです。
ちょっと話がそれましたが、タイミングを同じくして、先週から色々な方のご助力もあって、地銀様数行から、小規模のM&Aについてのお話が聞きたいとのお話をいただくようになりました。
これからが楽しみです!
先週末、売却のご相談を受けてから1年半経過した事業譲渡が無事クロージングを迎えました。
この案件は、ご高齢の経営者様が運営するノンコア事業の売却。M&A事態があまり馴染まない業種、規模であるため少々時間がかかりましたが、当該事業を新規事業として展開している優良企業様にお引き受けいただきました。
私(M&Aアドバイザー)は、黒子であるので、譲渡対象事業の従業員方と深く接することはありませんが、彼らにとっては、ノンコア事業から、優良企業のコア事業への転身となり、意義深いM&Aであったと思います。
当面は引き継ぎ業務で、バタバタすると思いますが、all-winのM&Aとなるように心よりお祈り申し上げます。