役員借入とは、会社から見ると、会社役員(中小企業の場合、株主でもあり、代表取締役である社長)からの借入になります。
中小企業の多くは、このような役員による資金の会社への貸付があります。
では、M&Aの時、この役員借入はどうなるでしょうか?
今までの実践で一番多いのは、事業譲渡により、譲渡代金は、会社に入ります。その譲渡代金から返済を受けるというもの。
株式譲渡の場合は、譲渡代金は、株主に入るため、そのままでは、譲渡対象会社への貸付は残ってしまいます。
そこで、
①貸付債権の放棄
②貸付債権の資本への振替(DES)
③貸付債権の債権譲渡(新たな株主側の人か会社への)
のいずれかを選択することになります。
それぞれに、状況に応じた適用、メリット、デメリットがあるため、詳細は、お問い合わせください。