本日は、上場会社2社をご訪問。業種は違えど、弊社へのご要望は同じ。
当然上記2社様、弊社以外にも大手、準大手のM&Aアドバイザー会社とお付き合いはあるのですが、紹介される案件の規模は大き過ぎるというこで、弊社にお声掛けいただきました。
M&Aは希望の案件を待っているだけでは、ほぼ取得することは不可能です。”待ち”ではない、取得方法などご説明させていただきました。
本日は、上場会社2社をご訪問。業種は違えど、弊社へのご要望は同じ。
当然上記2社様、弊社以外にも大手、準大手のM&Aアドバイザー会社とお付き合いはあるのですが、紹介される案件の規模は大き過ぎるというこで、弊社にお声掛けいただきました。
M&Aは希望の案件を待っているだけでは、ほぼ取得することは不可能です。”待ち”ではない、取得方法などご説明させていただきました。
M&Aはリソースを取得するということ。これが起点であり最も重要なこと。
決して、形式・手続き的な結果である株式を取得するとか、事業を譲受ということという理解だけではいけません。
リソースを考えず、「取得したら業界売上No.1」的な考えのM&Aは尽く失敗に終わっています。
買収先の企業の売上、利益も勿論大事です。
しかし、買収先企業のもっているリソース、例えば人材、ノウハウ、スキル、取引先などのリソースを自社とのシナジー或いは自社の新規事業にどう活かすか?これが最も重要であり、買い手様の力が試されるM&Aの醍醐味だと思うのです。
弊社が扱ったリソース重視の案件には、
買収先の売上や利益はどうでもよい、人材と技術が欲しいという理由で成約したもの、或いは、同様に買収先の売上や利益はどうでもよい、ノウハウが欲しいということで成約したものなどがあります。
M&Aは
M&Aを人材確保の視点(中小企業は人材確保難)
優良取引先確保の視点(優良企業との新規口座の開設は至難の技)
ノウハウ・技術確保の視点(時間を買う)
などのリソースの視点でみましょう。
結果的に、買収先の売上、利益まであるならラッキー。買収先の売上、利益ありきではないと思います。
先日、ある勉強会で中小企業のM&Aの実態についてお話をさせていただきました。
中小企業と一言で言ってもその規模は広すぎますので、弊社が今まで取り扱ったM&Aでも規模の小さい実際の事例をもとにお話させていただきました。
何故、規模の小さい事例を中心にお話させていただいたかというと、従業員お一人の会社であろうと、年間の売上が500万円であろうと、ビジネスをしている以上、M&Aは選択すべき全社経営戦略の一つであるということをご理解いただきたかったからです。
お話させていただいた事例は、
①年間売上 500万円の企業様が600万円で売れた事例
②赤字の飲食店3店舗が200万円で売れた事例(売れなければ、夜逃げの状態で、従業員も継続雇用が実現)
③同じく赤字であり、金融機関からの借入もある状態で売却できた事例
などです。
ちなみに、上記事例の買い手様もいずれも従業員数人から数十人規模の会社です。
M&Aというとまったく別世界とお考えである方がほとんであるとは思いますが、上記の事例からも、規模が小さい売却案件、規模が小さい会社が買収するというのは、今後ますます考えうる選択肢として当たり前になってくると思います。いや確実になっています。
先の勉強会でも、選択するかしないかは別として、十分選択可能な戦略であることをご理解いただき、大変な反響をいただきました。
売り手様も買い手様も年間売上が500万円から3億くらいまでの規模の会社・事業のスモールM&A(M&A業界では、誰もやりたがらない規模)に弊社としては今後も、力を入れていく所存です。
売り手様、買い手様、アライアンスのお問い合わせは、
よりお気軽にお願い申し上げます。
M&Aにて会社の買収を決断した時、あなたが買収を希望する(買収した)会社がM&A会社に案件としてあるかどうか問い合わせをしたとしましょう。
弊社にも、勿論、そのようなお問い合わせはいただきます。
M&A会社のサイトを確認して、良さそうな会社の掲載があり、それに問い合わせをする場合は別として、上記のような問い合わせで、ピタリあなたの希望にマッチしそうな会社が売却されているということはまずありません。そういう認識でいてください。
お考えいただければ、分かると思います。概ねM&A市場では、圧倒的に「買いたい!」という声を上げる会社が多いのですから。
じゃあ、どうするか?
ご自身が買収を希望する会社をM&A会社に伝え、案件を探してもらうのです。
絶対に問い合わせをして、「現在はありません。」というM&A会社の回答に対して、「そうですか。」と言って電話を切ってはいけません。それでは、一生掛かっても、希望の会社を買収することはできません。
M&A会社としっかりニーズの摺り合わせを行い、探してもらうのです。
弊社でも、買収のご依頼をいただいてから、買い手様と候補企業のリストアップをご一緒に行い、アプローチを行うなどが一般的です。
是非、M&A会社はそのようにお使いください。