融資vs資本調達

企業の目的は、持続可能な長期間に渡る利益をあげること。顧客満足度も、ステークホルダー満足度も、従業員満足度も、社会貢献も、この利益がないとできないこと。長期間に渡り持続可能は利益を上げるということは、顧客が認識できて、且つそれが顧客のベネフィットに繋がる他社との”違い”を作ること。
この”違い”が曲者なんです。
時間があれば解決できる(他社が模倣できる)違い、計ることができる違いは、往々にして、自社で思っているほど、長期間に渡り持続可能に貢献しません。
時間があれば解決できる(他社が模倣できる)違い、計ることができる違いしかどうしてもないビジネスの場合、その取るべき戦略は、スプリンクラー方式によって一気に市場を取り、先行者利益を取ること。
本日のクライアント様のご相談は、上記のような新規事業をデット・ファイナンスでやるか、エクイティ・ファイナンスでやるかというもの。私は勿論エクイティでやることを進言しました(その他ここでは書き切れない色々な情報の加味の上ですよ。)。
エクイティ・ファイナンスとは、金融機関の融資ではなく、出資を得るという資本取引です。資本を受入れるということのデメリットは、銀行の融資に比べるとリクスもコストも大きいのですが、圧倒的なメリットは、一気に事業を拡大できることです。

本ケースの場合の一般的なスキームは、新設分割により、新規事業を新会社に分割します。その上で、増資を行い、出資者に引き受けてもらう、新株引受になります。

 

BIZIGN

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